事務所のコンテナ2
![]() | 事務所のコンテナに植えたバフ・ビューティ、実は5月末に「ローズガーデン坂野」でバラガイドツアーをした日に、営業の富田さんが遊びに来てくれて、車で事務所に運んでくれたものでした。 ← ちなみにこちら、その頃のローズガーデン坂野の様子の1枚です。 自然に囲まれた、うちのガーデンで養生されていた苗木…。 自然いっぱい、というのは、良いイメージばかりを思い浮かべますが、そればかりではなく…。 |
成長期なのに、全く動きがない。
「つまんないなー」と思いながら消毒をし、そして迎えた次の週。
相変わらず、新芽が芽吹いてない!!
「あれぇ?」と思いながらもきっと、来週には芽吹くはずとその日は退社しました。
でも、植えてから3週間目、相変わらず芽吹きはなく、それどころか少し葉っぱが黄色くなって…。
あきらかにおかしい!!
でも、葉っぱは虫に食われた跡もなく、病気にかかっている様子もない。
葉っぱは黄色〜茶色になっているものもあるけれど、大体の葉っぱは青々としているので肥料切れでもない。
これは、上でなく、下に原因があるのでは…、と思って株元の土を掘ってみると…。
![]() | ネキリムシ!!!!!!! コガネムシの幼虫です。 株元を掘って1匹出てきたので、思い切ってバフ・ビューティを引っ張り上げてみました。 すると、何の抵抗もなく、スポット抜け、ほぼ根っこがない状態に(泣) これは、根絶せねばと、でっかいコンテナの端から端まで、素手で掘り返し(肝心な時に手袋を持って帰ってしまった)1匹ずつ虫を取り出していくと…。 全部で21匹(ガーン)。 自然に囲まれたうちのガーデンで、卵を産みつけられちゃったのね!!!! |
![]() | バラは、自分の様子がおかしい時、私たちに向けてサインを出してくれます。 葉っぱが黄色くなって落ちる、葉っぱの色が黄緑色に薄くなる、新芽(シュート)を出さない、シュートがしおれる、などなど。 そんな時は、葉っぱを表裏見て、茎を見て、病気や虫が付いていないかまずチェックです。 次に枝の付け根や株元を見て、折れていたりグラグラしていないかチェックです。 それでも原因を探せなかったら、目に見えない部分、そう、土の中(根っこ)がおかしい可能性が大です。 |
そして、春〜夏に掘り上げて根っこをいじった時、根っこを切った時は、ためらわずに伸びている枝もバツっと切っちゃいましょう。
今回は、水を吸うひげ根がほとんど虫に食べられていたので、半分より少し短く枝も剪定しました。
日に当たらない軒下に入れ、お水をいっぱいあげる(1週間くらいはできる限り毎日)。
こんな時は、薄い液肥をあげると効果的ですが、強い肥料は厳禁!!
弱った病人には、ステーキでなくおかゆをあげるのと同じです。
あぁ、ちゃんと蘇るかしら…。 〜次回に続く〜
