2022/09/16:道端コレクション
[鳥飼]
弊社は
国道6号と16号にほど近い場所に
事務所を構えています。
どの現場に行くにも、
これらの国道を跨いだり
通ったりしなければなりません。
(裏道勉強中)
渋滞は至って日常的。
しかしそれにもすっかり慣れ、
何とも思わなくなりました。
慣れって凄いし怖い。
渋滞していると、
道沿いの店舗や看板、
そして街路樹や中央分離帯に
自然と目が行きます。
先日は、
秋の始まりを知らせる
「ツルボ」が
中央分離帯に咲いていました。
田舎の土手や道端に咲くイメージだった
ツルボ。
千葉の国道のど真ん中に…
お疲れさまです。
種がこの場所に辿り着き、
球根を太らせて花を咲かせ、
分球して子孫を増やしている…
重ねてお疲れさまです。
こちらは「ニラ」。
ご家庭で育てられていたものから
種が飛んできてこの地に根付き、
球根…以下割愛。
本当に、お疲れさまです。
こちらはビロードモウズイカ。
イングリッシュガーデンで重宝される
この花も、
日本の庭から飛び出し、
千葉の国道で逞しく育っています。
こちらもビロードモウズイカと同じ、
ゴマノハグサ科のバーバスカム。
花はほぼ終わりですが、
お庭以外で見かけたのは
初めてでした。
この他にも、
渋滞していなかったので
撮影できなかった
ラバテラ(ハナアオイの仲間)や
お馴染みのセダム、マツバギクなど
なかなか皆さん
新天地で頑張っています。
そもそも、
これらの植物が通常育つ環境
(土手や空地など)でも
他の植物との生存競争は熾烈。
お庭や畑だけに留まっていては
人間の手入れが途絶えれば
その種は生き延びることができない。
種を飛ばして
新天地を目指すしかない。
考えると気が遠くなり、
ひとまず道端の草たちに
「本当にお疲れさまです」と
思いながら、
渋滞のひとときを
やり過ごしています。
千葉県 柏市
エクステリア ガーデン
ボックスウッド
鳥飼 寛子
投稿者:boxwood