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旅する庭

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Aさんの庭

天気の良い休日、都内の神社巡りへ。

阿佐ヶ谷神明宮で参拝をした後、阿佐ヶ谷から高円寺方面へ歩きます。
Googleマップで方向を確認して、道のりは適当です。

公園の紅葉が綺麗でちょっと寄り道。

広い公園で自然豊かです。

手作り?のようなハンモックやブランコ、ミニ ジップラインもありました。

そして、

住宅街を歩いていると不思議な看板が出現。
Aさんの庭????

白い看板にAさんの庭とだけ書かれていて、ちょっとだけ不気味なような・・・

気になる・・・

行ってみよう!

Aさんの"庭"ということは住宅なのか?
大きいのか?
看板が出てるということは入れるのか?
こんなに静かで、細い道の住宅街にあるのか?

頭にハテナを浮かばせながら歩いていると、

Aさんの庭!!!!あった!!!


ジブリのような建物と広場?スペース(写真無くてすみません…)

公園のような市民センターのような感じ?

Aさんの庭の正体は、地域の人達のボランティアによって守られている公園でした。

建物は防災倉庫と公衆トイレになっています。

そして、このジブリ感。

まだこの場所が、古民家だった頃に宮崎駿監督が「トトロが喜んで住みそうな家」として本で紹介したそうです。
その後、住宅が火事によって焼失してしまい、宮崎駿監督がデザインした「Aさんの庭」ができました。

「Aさんの庭」という名前も宮崎駿監督が命名したようです。
Aさんとは、ここを訪れるすべての人を意味しているとのこと。

詳しくはコチラをご覧ください↓
杉並区HP
https://www.city.suginami.tokyo.jp/s100/shisetsu/14565.html
Aさんの庭HP
https://www7b.biglobe.ne.jp/~asannoniwa/aniwa.html#top

家の裏側は様々な種類の植栽が植えられています。
植栽のお手入れも地域の方々によって管理されているようです。

長い間親しまれてきた地域の人達が集まる場所。

とても素敵です。

その場所を"庭"と表現しているのも、良いですよね。

この仕事をしていると"庭"とは、"特定された誰か"の為のパーソナル空間だと考えてしまいがちです。
不特定多数の人の為の庭があっても良いのだと感じさせられました。


良い出会いでした!

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